インスタグラムで暮らしに役立つ情報を発信しているすず(@suzu1985)です。
昔から仲良くさせて頂いている2人のインスタグラマーさん
さぶちゃん(@sabu_1985)とぴょこ(@pyokopyokop)さんがめでたく10月に初めての書籍を出版されました。
こんなにおめでたいことが重なることは、またとない機会なのでrings特別対談インタビューを企画しちゃいました!
普段SNSでは見ることができない、2人の新たなお顔がたっぷり見れる記事に仕上がりました♪
以前から2人のことが大好きなフォロワーさんにはもちろん楽しんで頂けますし、2人を知らなかった方には新たに知るきっかけにこの記事がなれば嬉しいです。
まずは最初に私から2人についてご紹介をさせて頂きます!

さぶ(sabu_1985)
フルタイムで働く2児のワーキングマザー。
元々浪費家だったが、出産と同時に家計を改善!
貯蓄ゼロから「家計の仕組み」を整えることで資産1000万円突破。
元証券ウーマンの知識を活かし、インスタグラムではお金の話を発信する傍ら、オリジナルレシピの投稿も主婦に大人気♪
インスタフォロワーは21万人超。
初著書:一生使えるお金の話「貯金ゼロから貯め体質」
(KADOKAWA)

ぴょこぴょこぴ(@pyokopyokop)
趣味で始めたインスタグラムに掃除・片付けのルーティンを投稿していると徐々にフォロワーさんが増えお仕事を頂くように。
2019年夏、12年働いた会社を退職しフリーランスに。
2児のワーキングマザー。
元々朝バタバタな生活を過ごしていたが、「朝活」を取り入れた生活で家事・育児がスムーズに。
防災備蓄収納1級プランナー。
SNS総フォロワー数は13万人超。
初著書:「考えない家事」(主婦と生活社)
出版のお話を頂いた時の気持ちを聞いてみました

すず「出版おめでとうございます!」
さぶ・ぴょこ 「ありがとうございます!」
—-本のお話を頂いたときはどんな気持ちでしたか?—-
さぶ「実は、以前から本の話を頂いていたのですが2回とも流れてしまって…
1回目は、時短の作り置きの話。2回目はレシピの本のお話を頂いたんです。
流れてしまった理由は、一つは編集さんが異動されて、もう一つはちょっとこの方だと不安だなと思って保留にしたんです。
本は流れることがよくあるので、不安なところがあるなぁと思っていたんです。
3回目の今回はKADOKAWAさんから『お金の本』のテーマを書いて欲しいとのご依頼を頂きました。
テキパキした方からご連絡を頂いたので相性が合いそうだなと思って、今回はお引き受けしました。
ただ、お金の話をするのが今更な感じがあったので、本の話を頂いたときの気持ちは、とても不安な中スタートしましたね。」
すず「インスタの投稿が今はお金よりも料理系が多かったので、
『本を出す』って聞いた時に料理のまとめ本かな?ってみんな思いましたよね。笑」
さぶ「編集さんにも多分今の私の強みは”料理”だと思いますって伝えたんですけど、
今お金関係の本の売れ行きがいいので、”お金の本”を作りましょうと。
お金関係のことをたくさん書いているブログから、私にたどり着いた担当さんだったので『ブログの内容に+αする感じの本を出したい』と言われました。
私が借金で悩んだ20代を過ごしたので、『教育資金大丈夫かな』とか、『今カードローンあるけど大丈夫かな』って人の勇気になったらいいなって思って、執筆中はノリノリで書きました」
ぴょこ「私も1回目の出版のお話は流れたんですよね。
『社内で検討してまた連絡します』って言われて、3か月たっても連絡がこなくて。
2回目の今回は編集の方からコンスタントに連絡を頂いていたのですが、新型コロナによる緊急事態宣言が始まってからは全然本の話が進まなくってしまって。
新型コロナで不安な世の中なので、出版の話が無くなってしまうかな?って途中まで思っていました。
5月のコロナの緊急宣言が明けてからは、打ち合わせ&取材が始まり怒涛のスタートでしたね。
執筆については最初は不安だったんですけど、編集者さんとライターさんがすっごいしっかりされてたので安心して進められました。
元々本を出したいという想いはありましたね。
私自身、出版社に企画を持ち込んで滑ったりしていたので、依頼がきたときは
『やったー!』って思いました。」
書籍の執筆は怒涛の約3~4ヶ月

—-本のお話を頂いてから作成までどのくらいの期間かかりました?—-
さぶ「私、インスタグラムの乗っ取り事件があった時がちょうど初めての打ち合わせで。
それが6月13日の木曜日。
乗っ取られてしまったので、”ちょっと企画通してみますね”って向こうも半笑いで。
すぐにアカウントを取り返せて、その後すぐ会議通ってって感じだから、6月20日から始まりました。
入稿したのが9月の上旬です。
制作期間は3ヶ月だったのでむちゃくちゃ早いって言われました。
10月1日の出版日は最初から決まっていたのですが、
『こんなに早いスピードに巻き込んじゃってすみません』って謝って頂いたんですけど、平均のスピードが全く分かんないんですよね。笑」
ぴょこ「私は6月に打ち合わせ・取材が頭に始まって、入稿したのが9月の第1週。
最初はライターさんとの取材が結構大変でした。
後半はおもっきり修正していいって言われたので、本当におもいっきり修正して。
自分の中でしっくりこないところはバンバン書き直したので、お盆はすっごい忙しくって。
逆に、コロナで旅行とか帰省ができなくて良かったなと思うくらい。
お盆中はずっと仕事をしていました」
SNSでの発信と書籍執筆の両立について
—-お仕事をしながらSNSでの発信も続け、本の執筆をするのはもの凄く大変だと思うのですが、どのように工夫して時間を捻出しましたか?—-

さぶ「…白目むいてたしか無い。笑
しかもこの時、料理の投稿がメインだったから、本を受け入れてもらうためには改めてお金の投稿をして、お金のアカウントというイメージを付け直さなければいけない。
それからはインスタの表示、横3列の内の1列をお金の投稿にするって決めました。
インスタの発信も同時並行でしなきゃいけなかったので、結構しんどくて。
朝、保育園に子供送ってから、仕事が始まるまでの8時半~の1時間は書籍に向き合うって決めてました。
担当さんとの打ち合わせをその時間帯に入れたり。
在宅だったから、たまたま通勤時間を書籍の時間にあてたり、
旦那に2時間2,000円を渡して、土日はパパを託児所扱いにしてスタバにこもって執筆をしていました。
旦那としては仕事もインスタも本も諦めないのが腹立つみたいで。
インスタは遊び、趣味でしょ、みたいな」
すず「でももう、仕事だよね」
さぶ「そう、もう仕事w」
ぴょこ「本気の仕事」
さぶ「そう、走り出したらやり切りたいので。
もう1分1秒を切り詰めながら、もちろんドラマとかテレビとかも見てませんでした。
いつもは、録画したロンハーとかめちゃくちゃ見るのが好きで」
ぴょこ「私もロンハーは録画してて、でも最近コレっていうタイトルが無くて、今はテレビ見てないです。
録画をしておくと旦那と週末にお酒飲むときに、じゃぁこれ見よっていうのが1こか2こあるから、笑いながら見れる。
一人用っていうよりは、夫と楽しむ用で見てます。」

ぴょこ「私は、会社を辞めて副業を本業にしたので、時間の融通は利くんですけど、やっぱりボリュームのある仕事が入ってくると、バランスが取れなくなることが多くて。
書籍という仕事が入ってきて、そこに結構な時間を割かないといけなくなると、その分できなくなることが増えました。
例えば毎月の締め切りがある仕事は依頼を受けてるから絶対やるじゃないですか。
でも、YouTubeとかブログは自分で発信をしているから、やらないならやらないで時間が過ぎてしまう。
結局ブログは放置状態になり、YouTubeも更新できなくなってしまって、やっぱり全部の発信はできなかったですね。
優先順位をつけて、できないことは諦めました。
インスタのフォロワーさんが書籍のお話を頂いたときは9.8万人くらいだったんです。
出版社の方から、”帯にインスタ10万人って入れたいので頑張ってください”って言われて。
「むしろ今減ってる!」って焦りましたね。
結局インスタ以外のいろんなフォロワーさんも集めて、SNS総フォロワー13万人っていう表現になったのですが。
執筆前はインスタ熱が落ちかけていたけど、やっぱりしっかり頑張ろうって思って、どうにか10万人到達しました。
でも、油断してくと減っていくので。
フォロワーさんは数じゃないとはいえ、やっぱり10万人という壁を超えたので、そこは維持したいなって思っています。」
貯蓄を切り崩しながらフリーランスを続ける決意をした去年

—-ぴょこさんの旦那さんは本の発売について何ておっしゃってるんですか?—-
ぴょこ「最初は本の依頼がきたって言ったら、自主出版とかなら意味ないからねって言われました。笑
協力はすごくしてくれましたね。
夏休みに大ボリュームの原稿チェックがきたので、
『今日の朝から晩まで1日貰えたら、ほかの日は子供たちと過ごせるように頑張るから今日1日とにかく私を1人で集中させて』って言ったら、1日中連れ出してくれて。
私はその日、子供たちが出ていったら時計を見ながらウワーって集中して。
お昼時間を食べる暇もないと思って、さとうのご飯をチンして、食べるラー油をかけてそのままポンッと。笑」
すず「やばい笑 全然本のイメージと違う。笑」
ぴょこ「笑。スプーンでガガガガッて食べて」
すず「美味しいですよね。笑」
ぴょこ「そう。笑 それで、キッチンに置いて水ジャーってかけたらまた原稿チェックの続きを始めて」
すず「おもしろい、それをYouTubeで見たかったな~」
ぴょこ「笑。久しぶり、そんな食べ方をしたのは。
子供たちが夜帰ってくるまで没頭して、それでも終わらなくて結局翌日も半日くらいかかりました。
けど、久しぶりにそこまで1日中1つのことに集中して、すっごい気持ちが良かったです。
普段家で仕事してても、やることが合間にあったりして、そこまで熱中ができないから。
すごい疲れたけど、すごい楽しい経験でした。
夫は本が出た時も結構喜んでくれました。
取材を受けた雑誌に載ったりすると一応見せるますが、そこまで興味がなさそうなんですよね。でも、本の場合は届いて置いておいてたら勝手に開いてて」
すず「ぴょこさんのインスタ投稿に、たまに旦那さんがのネタが入ってくるんですよね。
『旦那に聞いたらこう教えてくれました、なんで旦那はこんなこと知ってるんだろう』みたいな。
だから、書籍にも旦那さんのネタが所々入っていますよね。」
—-ぴょこさんの旦那さんは、
ぴょこさんのお仕事に対してとっても協力的なんですね—-
ぴょこ「会社を辞める時に、フリーランスとしての私の収入が会社で働いてた時のラインを下回ることのないようにしようと二人で決めたんです。
それがもしできなかったら『私は足りない分だけパートに出る』っていう話と、『会社を辞めてから半年間の2019年の年末までは、貯金切り崩しながら頑張らせて』って旦那にお願いをしました。
でもやっぱりどんどん通帳の残高が減っていき…。
通帳を眺めながら、パートに出たらまたいろいろできなくなるなぁって悩んでいましたね。
その後いい波がきてだんだん軌道に乗ってきたので、一応、就職しなくて今のやり方で頑張ってねって感じになりました」
過去と同じように苦しんでいる人に、この本を届けたい
—-こんな人に必ず読んで欲しい!と思う人がいたら教えて下さい—-

さぶ「本はインスタのフォロワーさんに向けて書いています。
フォロワーさんから
『育休中ってふるさと納税できるんですか?』
『iDeCoとNISAの違いって何ですか?』
『楽天ポイントってどう貯めたらいいんですか?』
『ポイ活で全然たまらないんですけどどうしたらいいですか?』
というようなDMが毎日届くんですよね。
返信できる時とできない時があるので、その質問の答えを全て本に書きました。
元々ブログもアンサーを1人ずつ応えるのが大変だから、ブログにまとめようっていう想いで作りました。
”子供を産んだけど、今までザルだったお金に向き合いたい”という方向けの本ですね。
編集さんが50代のシングルマザーの方2人だったんですけど、2人とも貯金がないらしく、『私たちはターゲットじゃないですか?』って聞かれました。笑
だから、一応何歳でも大丈夫なように…60歳未満の方向けです」

ぴょこ「私は長女を産んだ後、暮らしが整ってなくてとても辛かったので。
育児もうまくいかなくて毎日いっぱいっぱいだし、家事も回らなくて。
日々睡眠不足で家がぐちゃぐちゃで…。
でも、それから一歩ずつ工夫をしていったら、すごく楽になった。
同じ風に苦しんでいる人にも見てもらいたいし、家事が好きな人に『そうだよね』って共感しながら読んでもらっても嬉しいです。
本を出してから『インスタで見ているだけでは実在の人物な気がしなかったけど、家に本が届いたら本当にいるんだと思って嬉しいです』とか、とても嬉しいDMが届いて…
いるよいるよって思いました。笑
昔からインスタを見て知っている方でも、書籍を買って手元に置いてくださるってすごくありがたいなって思います。」
さぶ「文言がぴょこさんらしくて、きっちり一言一句修正されたんだろうなという感じがしました」
ぴょこ「しっくりこないところは全て修正しました。
編集部の方におもいっきり修正していいって言ってもらったのでしたんですが、”修正多いですね”って言われました。笑
モヤッとしたまま世に出るのが嫌だな、とお言葉に甘えましたね」
さぶ「私逆で、全然修正しなかったんです」
すず「私さぶちゃんの言葉がいっぱい入ってるなって感じました。
さぶちゃんの肉声が聞こえてくる感じ」
さぶ「本当?嬉しいです♡」
本の中で特に熱量をかけたページ
—-特に力を入れた記事や、ここは必ず熟読してほしいページはありますか?—-

さぶ「左側のページの図&絵を全部自作しているので、実は文章よりもここを頑張りました。
これがしんどくて…。
間違ったら大変なので、企業のIR資料から数字を取ったり、この作業がとても大変でした。
数字を間違えないように、何回も書き直しをして…。
なので、数字が入っているところは『頑張っているんだな』って思って頂けるとすごい嬉しいです。
私も投資の本たくさん買うんですけど、”結局具体的には何したらいいんだっけ?”ってなるのが嫌で、そこはこだわって連続増配が多い企業とかちゃんと企業名を出しました。
書きたいことがあるけど、編集さんから『ファクトが取れないので諦めて下さい』と言われることも多くて。
企業の公式HPに載っていることしか掲載許可は認められませんでしたね」
ぴょこ「確かに、さぶさんのは構成がとても大変そうだと思いました」
さぶ「引用元の広報チェックもしなければいけないので、引用は楽天証券とSBI証券に絞りました。
楽天証券の広報さんがチェックをしてくれているので、楽天のお買い物マラソンのページは結構いい出来になっているはずです」

ぴょこ「私が1番時間がかかったのは、朝活の流れを書いてあるページです。
何をやっているかだけではなく、どういう理由でその流れになっているかも重要で。
我が家は洗面所の隣にお風呂があって、その流れで水滴を吹くんですが、そのお掃除の流れを落とし込むのが結構大変で…。
朝にぎゅっと詰め込んでいるので項目も多いし、それを読者さんがそのまますればいいわけではないんですよね。
参考にしてもらって、それぞれの過程でいい方法を見つけてほしいと思って書いたんです。
この流れをまずライターさんに伝えて、ライターさんからあがってきたのが微妙に違ったりすると、それをまた分かりやすく修正したりとかするのが、大変でした。
あと、最近自然災害が多いので、”防災&備蓄”を備えるやり方が分からないとか、やらなきゃいけないと思ってるけどやれていない方が多いので、その第一歩になってほしいと思って。
我が家のをそのままやっても全員に合うわけじゃないので、正解じゃないというのも伝えたいと思って書き上げましたね。」

ぴょこ「漫画になったところ、最初気恥ずかしくて読めなかったんです。笑
チェックをする時、このページだけ照れて読めないと思って、ちょっと落ち着こうと思ってギリギリになってからチェックしました」
さぶ「水嚢のページも、トイレの処理の仕方はこうしなきゃいけないのねって学べますね」
ぴょこ「そうなんです、これ”水嚢を乗せましょう”まではよく載ってるんですが、見たときに『これどうやって片付けるの?』と思って。
それで、事前に45リットルのごみ袋を敷くというのを考えて、それを投稿したらめちゃくちゃバズったんです。
やっぱり自分が考えた技が本に載ると、すごく嬉しいなと思いました」
収納はライフステージとともに変化するもの

さぶ「私、片付けや収納が苦手なんです。
ぴょこさんみたいにやりたいんですが、ケチなので初期投資が気になります。笑」
ぴょこ「初期投資は確かにかかりますね。
100円ショップではなくて無印良品で揃えるので、結構かかってて…。
ただ1回買ってしまえば、例えばここの収納やめようってなった時も無印良品の製品だとどこでも使いまわしが効くことが多いので、収納を変えたいときに別の場所で使えたりします。
1回買うと割とずっと使えるので、コスパは悪くないのかなと思ってます」
さぶ「あと、測るのがめんどくさいって思っちゃうんですよね…」
ぴょこ「全部測ってメモして、どこに何入れるか決めて収納用品を買った後に、それをゴソッといれる時の気持ちよさといったら…笑
1回作って、使いにくいところがあればメンテナンスをすることをおすすめしますね。
今は薬がとても高い位置に置いてあるんですけど、将来的に子供が小学生くらいになれば、絆創膏くらいは自分で取れるようにしたり。
歳とともに位置は変えていくつもりなので、完成したようで完成していない状態ですよ」
卵は1つのカゴに盛らず、目の前の小銭をちゃんと拾う

本の紙質まで話し込むときもあり、出版を経験した2人ならではの会話も。
ぴょこ「さぶさんの本でとても興味を持ったのが”ゆる投資”です。
いろんな人の投資の投稿を見ていると、危険そうなハイリスク・ハイリターンの人と、安定型の人と両方いるんですけど、さぶさんはやっぱりすごく地道というか…
ギャンブルっぽく稼ぎたい人にはワクワク感がないかもしれないですけど、投資が怖いと思っている私にとっては貯金に近い形で資産形成ができるのがすごくありがたいです。
私も積み立てNISAとiDeCoをしてるんです。
証券口座を開いた時はいっぱい調べて理解したつもりでも、そもそもお金のことを考えるのが好きではないので、スーッって忘れてしまうんですよね。
なので、『iDeCoとNISAの違いなんだっけ?』って思っても分からなくなってしまうんです。
たまにどうだったかな?と思って調べることがあるので、さぶさんの本の最後のページは何度も開くことになるんだろうな、と感じてます」
さぶ「ありがとうございます。
最後のページは責任が重すぎて、私の証券時代の同期の子が今債券のディーラーをしているのでその子にチェックをお願いしました。
友達からも、『あんた元証券マンのくせにめちゃくちゃ安全パイとるね』って言われるくらい、手堅いことを書いてます。笑
面白くないと感じる方もいるかと思うんですけど、まず基礎はこれで固めてもらえたらと思っています。」
ぴょこ「さぶさんの本で好きな箇所が2つあるんです。
1つは”卵は1つのカゴに盛るな”
これは仕事面でもそう思ってます。
私自身いろいろ分散発信していて、収入源も分散されているんですよね。
もう1つは”目の前の小銭をちゃんと拾おう”
お得情報ってめんどくさいのが多いんですけど、少し調べれば理解できて参加できるのが多いので、もう1度肝に銘じたいなと思いました。」
さぶ「GotoEatやGotoTravelがまさにですね。ふるさと納税も」
発信を頑張って本を出すことを夢にしている方へ

—-今、副業ブームでSNSを始める方が増えています。
本を出したいという方にアドバイスがあればぜひ教えて下さい—-
さぶ「私は本を出すのをゴールにしていなくて、いつかは出せたらいいなとは思っていたんです。
元々のゴールはフォロワーさんにもっと好かれたいとか、万人から愛されたいとか大きな欲があるんですけど。笑
ゴールがそこだったから本を出せたって思ってます。
本をゴールにしちゃうと”結局何を配信したらいいんだろうと”か本を出して終わりになってしまうので、フォロワーさんが喜んでくれるツールが本だったらいいなという軽い気持ちだったので、うまくいいものが出来上がったと思います」
ぴょこ「最近『フォロワーさんを増やそう、稼ごう』が多くて…見ていて気持ちはわかるんですが。
やっぱり、好きなことを発信しないと本人もすごく苦しくなると思うんです。
“好きなこととか、誰かの役に立つこと、役に立たなくても楽しいこと”など、自分の中で無限にネタが湧いてくるもので、やってもやっても飽きないジャンルをまずは選ぶ。
その後、見て下さる方のために改善しながら投稿していくと、ファンになる方が増えていくと思います。
まずはそれが第一かなと思ってます。
本は名刺のような、大きな信用が得られる通過点だと思ってます。
主婦と生活社さんのような大手出版社から出ていると、一定の信頼が得られるのかなと。
本を出版したことでお仕事が繋がるといいなと思ってます。
新しいことをしてみると、例えば動画を作っていたらYahoo!クリエイターさんに投稿できるお話がきたりとかちょっとずつ広がるんですよね。」
書籍二冊目執筆への想い

—-今後、2冊目は書きたいですか?—-
さぶ「ワーママでお金も料理も諦めずに、仕事も頑張っている自分が私の中で等身大なので、もしあるとしたら“時短・効率化・諦めない”とか、そんな観点ならやりたいなと思ってます。
お話を頂いたら、なんでも頑張ります。笑」
ぴょこ「2冊目は出したい気持ちはとてもあります。
でも、今回私の持てる1番いいところをギュっと詰め込んだので、これじゃないところとなるとカスカスの薄い本になってしまいます。笑
なので、何が私に書けるのか悩むところはありますね。
2冊目出したいけど今ちょっと息切れしているので、年内は自分の好きなお仕事だけして、年明けに元気が湧いてきたら自分から企画できないかと考えたいです。」
ここでインタビューは終わりのはずだったのですが、3人でまだ話せるね!となりSNSの発信についておしゃべりしました。
長くなってしまったので、続きは後編で。